小尾クリニックは1980年に慢性腎不全の患者様方の社会復帰を目的に開設され、2019年で創立40周年を迎えました。私は1992年に当クリニックを継承し、専門医の先生方に助言をいただきながら、そのときどきに患者様のニーズに合わせた最高の医療を提供するために努めてまいりました。医療は日進月歩で進歩しています。昔は50代や60代で透析を導入していたところが、治療の進歩によって腎臓が長持ちするようになり、今は70代や80代での導入が一般的になりました。一方で、高齢になって透析を始める患者様は、全身に合併症を抱えた方が多いのも現状です。これ以上の合併症をつくらず、自立した生活をできるだけ長く維持していただけるように、患者様を支え続けることが私たちの使命です。
クリニックを継承して4、5年がたったころ、高齢化に伴い通院困難な患者様が急速に増えてきました。そこで、大阪市内でいち早く患者様の送迎を始めました。また、透析患者様は足の感染症にかかりやすいことからフットケアにも力を入れ、透析中の運動療法やDVD鑑賞も早くから取り入れてきました。2012年には4階に透析室を開設し、より多くの老廃物を取り除くことができるオンラインHDF(血液ろ過透析)を導入。全フロアの内装も一新し、透析室の天井に大型の空気清浄機を組み込み、4階の透析室の壁と天井は抗菌・消臭効果の高い天然素材の塗料を使用しています。透析患者様にとって、クリニックに通うことは日常生活の一部です。充実した設備と清潔な空間でリラックスして透析を受けていただけるように、考えられる限りの工夫を重ね、スタッフが一丸となって取り組んでいます。
今後も透析患者様の高齢化は進み、ADL(日常生活動作)の低下や合併症の問題は増々深刻になってくると思われます。車イスの患者様がスタッフの補助によって透析中の運動療法を続けた結果、自力で歩けるようになった方も当クリニックにはいらっしゃいます。反対に自立した患者様が体調を崩して入院し、当クリニックに再び通い出したときには、運動量の低下や筋力の衰えから介助が必要になってしまっているケースも多々あります。患者様にリハビリの指導や教育ができるように、スタッフ全員でリハビリに対する認識を深めていくことも大事です。突然何が起こるかわからない患者様の目に見えない不安を取り除くこと、起きた場合の備えや病診連携なども強化しながら、今後も一層の努力を重ねてまいります。
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クリニック名 | 医療法人 徳靖会 小尾クリニック |
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理事長 | 小尾 靖江 |
院長 | 伊藤 聡 |
所在地 | 〒543-0052 大阪市天王寺区大道3-8-31新天王寺田中ビル アクセスはこちら |
電話 | 06-6773-3671 |
FAX | 06-6773-3672 |
解説 | 1980年6月 |
透析台数 | 51台 |
診療科目 | 人工透析内科 |
診療日 | 月曜日~土曜日 |
送迎サービス | あり |
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